関西支部:さくら基金のご報告

さくら基金のご報告をさせていただきます: 

今回は、宮城県気仙沼市の特定非営利活動法人水なしカフェ多機能型事業所のいっぽさんに送らせていただきました。いっぽさんは、医療ケアを必要とする障害児の放課後デイサービスや日中一時支援及び居宅訪問型の児童発達支援をなさっています。 

いっぽさんが活動を始められるまでは気仙沼にはこういう施設がなく、ご家族の方は他府県にお願いされたりと大変ご苦労が多かったということです。いっぽさん代表の秋山順子さんは元気仙沼市民病院の師長さんで、この現状を知り、ご家族をを支える必要性を強くお感じになり、5年前に最初はご自宅の納屋を改装してこの施設を立ち上げられました。現在は廃校になった小学校を借りて、地域の方々の協力支援を得ながら、ケアのできる子どもたちの人数を増やすことができるようになりました。しかし、まだまだ必要な備品が揃わず、スタッフやご家族が、色々と工夫しながら運営をなさっておられまた。 

お話しを伺わせて頂き、気仙沼市には無くてはならない施設であり、子どもたちの安全、スタッフの負担を減らすためにも支援の必要性を実感いたしました。今まで気仙沼の子どもたちの支援をさせて頂いて参りましたが、それは健常者対象の支援であったと気づき、子どもたちを平等に支援することの意味などを改めて考えさせられました。いっぽさんに必要な備品をリクエストして頂き、現地を訪問してお届けさせて頂きました。初めて障害のある子どもたちにもこのような形で関わりを持つ機会をいただきスタッフ一同感謝しております。 
 
LAFFOO関西支部 
 
*下記の写真はクリックすると拡大します。現地訪問の際に、三陸新報の取材を受けました。関西支部の今までの活動支援にもふれてありますので掲載いたします。