ベトナム・ホーチミン市にある支援先「ティン チュオン フック チィエン小学校(通称・タオさんの学校)」のニュースが現地責任者のヴォー チー ホン トゥイさんより届きました。写真には、日本語をマスターしたトゥイさんの見事なコメント入りでした。
貧困地区の中で、栄養の偏っている子ども達のために校長自ら早朝のみ、学校建物前での食堂経営、建物内に小部屋を仕切って学生達に貸すなどして全て無償で受け入れているタオさんの学校は、現在75名の児童を受け入れています。
貧困地区にありながら、タオ校長の教育への熱意は全国標準レベルより高い成績(標準テストの結果)を挙げています。かつて無認可であったオープンスクールは、タオ校長の尽力で政府公認の卒業証書が出せるようになりましたが未だ、政府からの援助は一切ありません。ラフーの継続支援、その他、タオ校長の理解者の支援が必要とされています。
5月25日・卒業式 12名が卒業。今年も成績がよく、全員、中学校に進むことになりましたが、大変優秀な子ども(男子)が家庭の事情がありタオ校長が学校内に引き取り中学校に進学させる決断をしました。ラフー本部も相談を受け支援枠から一部の支援を請け負う決定をしました。
勉学に意欲的な子へのチャンスが将来への夢を実現させる努力をしながら巣立ち社会的にも役立つ人に成長したことを近年、ベトナム、ネパールから報告を受けることが多く長年継続支援してきた私達にとってなにより嬉しい成果となっております。
今後とも皆様に温かく見守って頂けますよう心より祈念いたします。
ラフー本部代表 宇田浩子
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