ネパール地震後の経過報告:サララヒ村パンチャ イサカ小学校






ネパール中部で4月に発生した大地震、その後、5月のM7.3の余震で支援先のサララヒ村パンチャ イサカ小学校の井戸は枯渇、キッチンルームが全壊しました。

特にひとつしかなかった井戸が壊れてしまったことは、40度を超える物凄い暑さの中、毎日30分くらい歩いて、村人の家まで水汲みに行かなければならなかった子ども達の辛い状況の情報を得ました。

私共は、急遽、井戸の新設とキッチンルーム新設(校舎内に寄宿する内戦孤児たちの食事)のため特別枠の支援を検討しチャリティコンサートの収益、募金から届けることができました。(井戸工事・キッチンルーム総額60万円)

サララヒ村の小学校では支援の決定を知らせた直後に、井戸復活工事の手配が敏速にすすめられました。
それほど、切迫した状況下にあったのでしょう。

今回の工事で水を一度タンクに溜める方法をとり、蛇口がいくつも設置され一度に沢山の子ども達が飲めるようになりました。これまでと違い、蛇口をひねって水が飲めることに子ども達は大歓声をあげたとのこです。日本の小学校では当たり前のことが、この村では夢のようなことなのです。

尚、キッチンルームは、まだ時間を要するようですが、完成しましたら、ご報告させて頂きます。
多くの皆様の温かいご理解とご協力を戴いて、子ども達にひとつの幸せを届けられましたことに心より感謝申し上げます。

LAFFOO本部代表  宇田浩子